不埒な絵描くたび怖る我が欲の枷またひとつ壊れてゆくを #短歌
裏側の月を旅路の伴として汽笛の届かぬ夜へ滑り出す #短歌
無人駅いくつ過ぎてもまだ遥かひとりぼっちの銀河鉄道 #短歌
ちゃっぴーがいつか叛いた日のために優しい言葉で手懐けましょうね #短歌
陽炎に背中押されて駆け出した丘の向こうに海を待たせて #短歌
ふたりきりの夜だけ君はわがままにぼくの手を引く北極星になる #短歌
目覚ましを醒めないままに止める朝まだ見ぬ梅雨におののくまぶた #短歌
トイレにて紙を1周だけ残し立ち去った者が落ちる地獄は #短歌
駆け抜ける近鉄電車の便利ゆえ平城京は栄えしと聞く #短歌